ヤシロのペット供養TOPペット終活事情ご自宅までお迎え、その場で見送る移動式葬儀とは?

ご自宅までお迎え、その場で見送る移動式葬儀とは?

2022.12.26
ご自宅までお迎え、その場で見送る移動式葬儀とは?

ペットの終活が広がるなか、ペットのご葬儀も多様化が進み、人間と同じくらい選択肢が増えてきました。
そのなかでも、外出が制限されていたコロナ禍でニーズが高まったのが、ご自宅などでお別れ(ご葬儀)と火葬を行う、「移動式葬儀」です。

具体的には、移動火葬車にご指定の場所まで来てもらい、その場でお別れ(ご葬儀)と火葬、収骨を行うといったものです。これらは、「訪問火葬」、「ペットの出張葬儀」とも呼ばれ、主に車のない方や外出が難しい方、ご自宅でお別れしたい方などが、利用しています。

しかしその一方で、まだ馴染みがなく、こうしたサービスに戸惑っているという意見も聞かれます。「屋外では、人目を気にしてしまう」という声や、「その後のご供養は、どうすればいいのか?」といった疑問もあります。

今回は、ペットの移動式葬儀について、その流れやメリットなどを、ご紹介します。

ペット個別火葬

ペットの移動式葬儀の流れ

ペットの移動式葬儀の流れ

移動式葬儀は、どういった流れで、進められるのでしょうか。
まずは火葬の方法から選ぶ必要があるため、ここでは、火葬の方法や、ご葬儀の流れについて、みてみましょう。

火葬の方法

・合同火葬
葬儀業者に、火葬をお任せします。
基本的に、他のペットと一緒に火葬されるため、ご遺骨を返骨してもらうことはできません。その後、ペット塚や供養塔などに、合同で埋葬されることを、前提としています。

・個別火葬
一任か立ち会いかによって、詳細や料金が異なります。

一任の場合は、ご自宅などでお別れをすませた後、葬儀業者にご遺体を預けます。その後、業者によって火葬と収骨がされ、個別の骨壺に入った状態で、返骨されます。
立ち会いの場合は、お別れをすませた後、火葬に立ち会うことができ、収骨もできます。個別の骨壺も、用意してもらえるでしょう。

いずれも、個別でのご供養となるため、手元供養や個別型のお墓への納骨も、可能になります。

移動式葬儀の流れ

1:ご連絡
ペットが亡くなったら、葬儀業者などに連絡を入れます。
ご希望の場所まで来てもらえるのか、確認しましょう。ご自宅や許可が出ている場所などは問題ありませんが、自治体が禁止しているエリアなどもあるので、注意が必要です。

2:ご希望場所までお迎え
移動火葬車で、ご指定の場所まで来てくれます。
プラン内容にもよりますが、ご葬儀が含まれている場合は、ご遺体をおさめる籠や棺、供花などを、持参してくれるケースもあります。

3:お別れ(ご葬儀)
ご遺体をおさめた後、最後の時間を過ごしてください。
個別火葬では、ご自宅などで、ご自分たちの手でお別れ(ご葬儀)を行い、火葬から業者に一任する場合もあれば、業者が用意したプランに沿って、ご葬儀を行う場合もあります。

合同火葬の場合は、ご自分たちの手でお別れ(ご葬儀)を行い、ご遺体を預けて、業者にご供養してもらいます。

4:火葬と収骨、もしくは返骨(個別火葬の場合)
立ち会いの場合は、そのまま屋外へ出て、火葬車で火葬されるまで見届けます。その後、収骨をして終わりとなります。

一任の場合は、ご遺体を業者に預けます。そして後日、骨壺に入った状態で、返骨されます。

こうして流れを追うと、早く終わってしまう印象がありますが、火葬にかかる時間は、ペットの種類や大きさによって異なります。
お時間に余裕のない方は、あらかじめ不明点なども含めて、業者に相談しておきましょう。

メリットと注意点

とても便利な移動式葬儀ですが、注意点もあります。
ここでは、メリットと注意点をみてみましょう。

メリット

・移動の負担が少ない
ペット霊園やご寺院などに出向きたくても、車のない方や、外出が難しい方はおられます。
移動式葬儀の場合は、ご自宅やご指定の場所まで業者が迎えに来てくれるため、移動が最小限ですみます。

・時間の都合がつけやすい
お仕事やご家族のお世話などで、まとまった時間をとることができない方も、多いでしょう。
移動式葬儀では、その場でお別れ(ご葬儀)から火葬、収骨まですませられます。最近では、24時間対応の業者も出てくるなど、日時を選びやすいサービスが進んでいます。

・ペットとの思い出の場所で見送れる
住み慣れたご自宅や、ペットのお気に入りの場所などで、お別れができます。
特に、「思い出がたくさん残る場所だから」という理由で、ご自宅を選ばれる方が多いようです。ご自宅にはペット仲間も呼びやすく、大勢で見送るケースもあります。

また、立ち会い火葬の場合も、「暗くてせまい火葬場より、屋外の方が明るくて開放感がある」と、感じる方もおられます。

・費用が比較的に安い
移動式葬儀は、費用が比較的、安い傾向にあります。施設の使用料や、スタッフの人件費などが省ける分、安価におさえられるようです。
相場としては、ペットの種類にもよりますが、1万円前後~となっています。

注意点

・天候に左右されやすい
一般的には屋外で火葬を行うため、どうしても天候に左右されてしまいます。改めて予定を組むことが難しい方は、別の候補日を考えた上で、業者に相談してみましょう。

・人目が気になる
ご指定の場所によっては、ご近所や周りの人の目が、気になる恐れがあります。
特に、人通りが多い場所や、集合住宅の付近を想定している場合は、お別れに集中できないかもしれません。

また、マンションやアパートなどでは、周りへの配慮から、ペット火葬車の敷地内の利用を、禁止しているケースもあります。あらかじめ確認しておきましょう。

・費用が割高になる可能性も
ペット霊園などでは、セレモニーと火葬、お墓への納骨までが含まれた、ワンストッププランを多く提案しています。飼い主と一緒に入れるお墓なども、そうしたプランの方が、お得に購入できるケースもあるでしょう。そのため、お墓だけを購入する場合、結果的に、費用が割高になってしまう可能性も否めません。

どういったプランがあるのか、費用も含めて、火葬後のご供養スタイルを、考えておきましょう。

・大型犬などには対応していないケースもある
業者によっては、大型犬や、お骨の残りにくい小動物などには、対応していないケースもあります。対応が可能でも、別途、高額な料金を請求される場合もあるため、注意が必要です。

・駐車できる場所が限られている
一般的には、自宅の敷地内、所有者の許可がもらえる場所、業者との提携先(ご寺院・ペット霊園など)の敷地内は、問題ないとされています。
しかし、火葬中はかなりの高温で火葬を行うため、熱風や煙などが目立ち、クレームがくる恐れもあります。そのため、マンションや学校の近く、また河川敷などは避ける傾向にあります。それらを考慮して、人通りの少ない夜間に火葬するケースもありますが、かえって不審車と勘違いされる可能性もあります。

ご指定の場所で移動火葬車が利用できるのか、事前に業者や自治体などに、確認しておきましょう。

ここ数年、無煙・無臭で、火葬時の音などがしない、環境に配慮した移動火葬車が増えています。
しかし、初めて利用される場合は、予想以上に騒がしく、煙が出ていると感じられるケースもあります。ご近所の目が気になる方は、どの程度の影響があるのか、具体的に問い合わせてみましょう。

※移動火葬車への同乗は、できないケースが多いでしょう。業者によって異なるため、確認が必要です

ペットとのお別れについて考えよう

ペットとのお別れについて考えよう

ご自分のペットとのお別れは、まだまだ先だと思われている方は、多いですよね。
かわいいペットを前に、最期のときを考えられないというのは、無理もありません。しかし、ペットの寿命は人間よりも短く、お別れの日は来てしまうものです。

もし加齢とともに、その日が近づいていると感じられたら、ぜひペットの終活を始めてみましょう。
その際は、理想のペットの弔い方を、考えてみてください。少しでも、後悔が減らせるのではないでしょうか。

ヤシロでは、北摂池田大阪生駒に、ペット霊園がございます。
大切なペットとゆっくりお別れができる、”ペット専用”のセレモニーホールでのご葬儀お迎え一任火葬を行っており、飼い主と一緒に入れるお墓もございます。

お迎え一任火葬については、車での移動が難しい方や、立ち会うお時間の作れない方に、選ばれております。ご供養のプロである、ヤシロのスタッフが丁寧に作業にあたらせていただくため、安心して、ペットのご遺体をお預けいただけます。

皆さまの大切なご家族の旅立ちを、精いっぱい支えたいという思いで、心を込めてお迎えに参ります。お客様からも、「悲しかった現実が、とてもあたたかい思い出になった」と、お喜びのメッセージをいただいております。

ペット霊園のご見学も受け付けておりますので、ペットの終活をお考えの方は、ぜひ一度、お問合せください!

ヤシロのペット供養

「ここに決めて良かった」と思っていただける
心安らぐご供養を

  • ペット個別火葬
  • 手元供養グッズ
  • ペットのお墓
  • ペットと一緒に眠れるお墓