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愛猫のための手作りごはんで健康をサポートするためのポイント。参考レシピも紹介!

2024.11.18
愛猫のための手作りごはんで健康をサポートするためのポイント。参考レシピも紹介!

愛猫の健康を考えた時に、毎日の食事は大切なポイントですよね。
近年、ペットを家族の一員としてより大切に考える意識の高まりから、市販のフードの添加物や保存料を懸念し、より安全で自然な食事を与えたいと考える飼い主が増加しています。そのため市販のキャットフードに代わる選択肢として、手作りごはんを取り入れる飼い主も増えています。

 

このコラムでは手作りごはんのメリットをはじめ、猫に必要な栄養素と参考レシピ、そして注意点や避けるべき食材について詳しく解説します。

手作りごはんのメリット

手作りごはんのメリット

手作りごはんには、市販フードにはない魅力や、愛猫の健康を支える多くのメリットがあります。

市販フードとの違い

手作りごはんの最大の魅力は、材料の透明性と食材の新鮮さです。市販のフードは栄養バランスが整っている反面、保存料や酸化防止剤などの添加物が含まれていることが多く、それらが猫の健康に長期的に与える影響を心配する飼い主も少なくありません。
手作りごはんの場合は、自分で新鮮な食材や無添加で安全な食材を選ぶことができるため、より安心して食事を与えることができます。

 

さらにごはんを手作りすることで、市販フードでは対応できない食事の微妙な調整が可能です。例えば、アレルギー対応食や消化の良い食材を使った特別食を作ることで、愛猫の健康をより細かくサポートできます。

猫の健康への好影響

手作りごはんは市販のフードに比べて、栄養素の吸収率が高まるとされています。市販のフードは加工の過程で一部の栄養素が失われることがありますが、手作りごはんなら調理法を工夫することで、栄養価を保ったまま愛猫に与えることができます。特に新鮮な肉や魚を使うことで、質の高いタンパク質や必須脂肪酸を効率よく摂取でき、筋肉や内臓の健康維持、被毛の艶、免疫力の向上といった多くのメリットが期待できます。

 

食材の量や種類を工夫することで、より柔軟に体重をコントロールすることもできます。愛猫の体質やライフステージに合わせて、カロリーを調整した食事を提供できる点も、大きなメリットです。

 

また水分を多く含む食材や、スープ仕立てのメニューを取り入れることで、必要な水分を無理なく摂取できるようになります。
ドライフードに比べて、手作りごはんには食事自体に多くの水分を含ませることができるため、特に積極的に水を飲まない猫には大きな効果があります。これによって尿路結石や腎臓病といった、水分不足から起こる病気のリスク軽減が期待できます。

猫との絆を深める

手作りごはんは、愛猫とコミュニケーションをとるためのひとつの方法でもあります。愛情を込めて作ったごはんを喜んで食べてくれるのは、飼い主にとっても嬉しい瞬間です。
またそれぞれの好みや体調に合わせてごはんを手作りすることで、食事を通じて愛猫の反応や健康状態を把握しやすく、絆が深まります。

猫に必要な栄養素

猫に必要な栄養素

愛猫に健康的な食事を提供するためには、猫に必要な栄養素を理解することが大切です。
猫は肉食動物なので、たんぱく質が主なエネルギー源となります。しかし健康を維持するためには、たんぱく質を中心に、栄養をバランスよく摂取することが重要です。
手作りごはんを考える際は、以下の栄養素を意識しましょう。

①たんぱく質

猫は炭水化物よりもたんぱく質や脂肪から効率よくエネルギーを得られるよう進化してきたため、たんぱく質が主なエネルギー源です。
たんぱく質は筋肉や臓器、皮膚、被毛など体の組織を構成する重要な栄養素であり、猫の体全体を支えています。特に猫は筋肉や組織の維持や修復、成長のためにたんぱく質を多く必要とします。

 

<おすすめ食材>

・鶏肉(ささみ、胸肉)
低脂肪で高たんぱくの鶏肉は、消化が良く、猫にとって非常に良質な栄養源です。ビタミンB6も豊富で、エネルギー代謝をサポートします。

・魚(特にマグロやサーモン)
たんぱく質だけでなく、タウリンやオメガ3脂肪酸も豊富で、皮膚や被毛の健康に良い影響を与えます。ただし、与えすぎに注意しましょう。

・牛肉(赤身)
高たんぱくで、猫に必要な必須アミノ酸であるタウリンも含まれています。赤身の部分は脂肪が少なく、健康的な筋肉の維持に役立ちます。

②タウリン

タウリンは健康維持に欠かせない必須アミノ酸で、心臓や視力、消化機能をサポートする重要な役割を持ちます。

 

<おすすめ食材>

・鶏のレバー
タウリンだけでなくビタミンAや鉄分も豊富で、猫の免疫力や視力の健康に役立ちます。ただし、必ず火を通して、与える回数と量に注意しましょう。

・ハツ(鶏や牛の心臓)
心臓にはタウリンが多く含まれており、特に鶏や牛のハツは猫の健康維持に非常に良い選択です。内臓肉は嗜好性も高く、猫にとって自然な食材です。

③脂肪

脂肪は猫にとってエネルギー源として不可欠であり、体温維持や皮膚、被毛の健康に寄与します。過剰摂取には注意が必要ですが、適切な量を与えることで、活力をサポートします。

 

<おすすめ食材>

・ラム肉(羊肉)
高たんぱくで、良質な脂肪を多く含んでいます。脂肪分は他の肉に比べて高めですが、猫にとってエネルギー源として役立ちます。また、猫によってはラム肉がアレルギー反応を起こしにくいとされています。

・ココナッツオイル
消化しやすくエネルギーに変換されやすい、中鎖脂肪酸が含まれています。少量を食事に加えることで、皮膚や被毛の健康維持にも役立ちます。

④ビタミンとミネラル

ビタミンとミネラルは免疫機能、骨の健康、視力、代謝などに必要で、猫の健康を維持のために非常に重要な役割を果たします。特にカルシウムやビタミンDは骨の健康維持に欠かせません。

 

<おすすめ食材>

・小魚(イワシ、シシャモなど)
カルシウムが豊富です。骨ごと食べられて、手軽に与えやすい食材です。

・レバー(鶏、牛)
ビタミンAと鉄分が豊富で、視力や免疫機能、血液の健康を支える重要な栄養源です。適量を守って与えることで、栄養バランスを整えられます。

・卵
ビタミンB群やビタミンD、セレンが豊富で、エネルギー代謝や骨の健康、全身の機能維持に役立ちます。
初めて与える際には、食物アレルギーを考慮して少量ずつから試してみることをおすすめします。また加熱して、食べやすい大きさにしてあげましょう。

・カボチャ
ビタミンEやカリウムを含み、免疫力強化や皮膚・被毛の健康をサポートします。消化にも良く、便秘改善にも役立つ食材です。
種やワタ、皮を取り除き、加熱してやわらかくしたものを冷まして与えましょう。

 

愛猫の健康を守るためには、栄養バランスを意識し、年齢や健康状態に合わせてごはんの内容を工夫することが重要です。

★参考レシピ★

◆鶏肉と野菜の蒸しごはん

<材料>
・鶏ささみ 100g
・にんじん 20g
・かぼちゃ 20g
・タウリン補給サプリ
(猫にとって不可欠な栄養素を補うため。獣医師の指導に従ってください。)

<作り方>
①鶏ささみを蒸して火を通す。
②人参とかぼちゃを細かく刻み、軟らかくなるまで蒸す。
③全ての材料を混ぜて、冷ましてから与える。
※塩や油は猫には不要なため、味付けはしません。

※レシピは参考です。実際に愛猫に与える際には、かかりつけ医と相談しながら、健康状態に合わせて提供してください。

 

手作りごはんのポイントと注意点

手作りごはんのポイントと注意点

猫のごはんを手作りする際には、気をつけたいこともあります。
メリットの多い手作りごはんを効果的に取り入れるために、知っておきたいポイントと注意点を確認しましょう。

まずは少しずつ

手作りごはんは、市販のキャットフードに比べて手間と時間がかかります。
栄養バランスの取れた献立を考え、新鮮で安全な食材を用意して毎日調理することは簡単ではありません。新鮮な肉や魚、無農薬の野菜などの安全な食材を選び、足りない栄養素をサプリメントで補うと、費用がかさむこともあります。

 

そのため、まずは市販フードに手作りのおかずを少し加える方法や、週に数回の頻度で試してみるなど、段階を踏んで取り入れると無理なく続けやすくなります。

栄養バランスに注意

ごはんを手作りする際に課題となるのは、栄養バランスを適切に保つことです。
一般的に主食として与えられる市販のキャットフードは、その多くが完全栄養食であるため、栄養バランスが整っています。
一方で手作りの場合は不足する栄養素が出てくることがあるため、サプリメントの活用や栄養バランスについて、かかりつけ医に相談しながら進めるのがおすすめです。
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避けるべき食材

一部の食材は猫にとって有害であるため、絶対に避けましょう。

 

・玉ねぎやにんにくなどネギ属の野菜
赤血球を破壊し、貧血を引き起こす可能性があります。
・チョコレート
カフェインやテオブロミンは、猫にとって毒性があります。
・牛乳
多くの猫は乳糖不耐性であり、消化不良や下痢を引き起こすことがあります。
・ぶどう、レーズン
ごく少量でも腎不全を引き起こすリスクがあります。

アレルギーに注意

ごはんを手作りする際には、アレルギーにも注意しましょう。
初めての食材は少量から試し、皮膚のかゆみや下痢といった症状が出ないか様子を見ましょう。また特定の食材を長期間与え続けると、アレルギー反応を起こす可能性があるため、食材は定期的にローテーションすることが大切です。
もしも何らかの症状が見られた場合はすぐにその食材を避け、かかりつけ医に相談してください。

衛生管理

食材の選び方や衛生管理にも注意が必要です。食材の鮮度や保存方法に気を配り、食中毒や細菌感染のリスクを避けることが重要です。

 

手作りごはんで愛猫の健康をサポート

飼い主自身が素材を厳選し、健康状態に合わせて調整することができる手作りご飯は、猫にとって新鮮で安全な食事を提供できる素晴らしい方法です。
愛猫の健康サポートの一環として、栄養バランスや健康状態を考慮し、必要に応じてかかりつけ医に相談しながら進めるようにしましょう。まずは簡単なものから、愛猫にぴったりのレシピを考えてあげてください。

愛情を込めた手作りごはんで絆を深めながら、より長く、幸せな時間を一緒に過ごしてくださいね。

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