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ペットを飼う前に考えること。幸せなペットとの暮らしのために

2022.12.27
ペットを飼う前に考えること。幸せなペットとの暮らしのために

かわいいペットたちとの暮らしは、癒やしを与えてくれますよね。
しかし、ペットは生き物です。ペットを飼うことは、“その命を預かる”のだということを、初めから理解しておかなければなりません。

たとえば、ペットの入手先や、一緒に暮らすための居住環境、ご家族の同意や経済的な負担など、考えなければいけないことは、少なくありません。

なかには、途中で飼えなくなり、飼育を放棄してしまう不幸なケースもみられます。
環境省によると、2020年4月~2021年3月の間、全国の保健所などに引き取られた犬猫の数は、一年あたりで、約7万件を超えています。(※出典元参照)
そうならないためにも、ペットを飼う前に心得ておくべきことを、知っておきましょう。

今回は、ペットを飼う前に考えたいことを、手放した理由や注意点なども含めて、ご紹介します。

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手放した理由と、正しい入手方法とは

手放した理由と、正しい入手方法とは

ペットのお世話は、飼い主の責任として考えられています。
それにも関わらず、なぜ、不幸なケースがみられるのでしょうか。ペットを飼い始めるときに、知っておけば、避けられる事態もあったかもしれません。

ここでは、一般的な例を挙げながら、ペットを手放した理由や、ペットを入手する際の注意点を、みてみましょう。

ペットを手放した理由とは

・引っ越し先が、ペット不可の物件
転勤などで、やむを得ずに引っ越す方もおられます。
転居先が、ペット禁止の寮や社宅、集合住宅の場合、最終的に手放すケースがみられます。

・子どもにアレルギー症状が出る
ご家族に赤ちゃんが生まれたときに、アレルギー症状がみられることがあります。
夫婦二人のときは気にしなかったものの、子どもに影響が出るとわかり、手放したという例もあります。

・ご家族の世話で忙しくなった
子どもが増えたり、家族に介護が必要になったりと、世話をしなければならないご家族ができたことを理由に、手放すケースもみられます。

・飼い主の高齢化
飼い主が高齢になる、病気になるなど、ペットのお世話が十分にできない場合があります。
また、同居するご家族がいても、ペットの世話の引継ぐことが出来ないケースもあります。

もしもご自分が、こうした例に当てはまるかもしれないという、予感や不安がある場合は、ペットを飼う前に一度、周りに相談してみましょう。

ペットの入手先と、注意点

不幸なケースの原因として、ペットの入手方法も関係しているのではないかと、いわれています。残念な結果にならないためにも、入手方法と注意点について、みてみましょう。

ペットの入手方法は、大きく分けると、2つあります。

・譲渡(引き取り)
自治体(保健所)や、動物保護団体から引き取ります。
動物の命を救うことができ、動物を守る活動をしている団体にも、協力できます。なかには、トライアル(お試し)期間を設けている場合もあり、相性をみてから引き取りを決められるケースもあります。
また、譲受人の飼育能力をみるために、居住環境や家族構成などのヒアリングをしたり、しつけ方教室を開いたりする団体もいます。

注意点としては、保護された背景によっては、特別な理解やケアが必要な場合があります。詳しい病歴なども、わからないケースもあるでしょう。
また、種類や年齢なども、ご希望の動物に出会えないことや、予防接種などの費用を請求される場合もあります。

各自治体や団体によって、譲渡の流れが異なるため、事前に調べるなど、確認しておきましょう。

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・購入
主にペットショップや、ブリーダーなどの業者から購入します。
各品種の詳しい情報や、成長プロセス、かかりやすい病気や予防法などを、プロの目線で教えてもらえます。
また、ペットショップの場合、ペットフードや保険なども、その場で購入・契約しやすくなっていることもあり、充実したサービスが魅力です。

注意点としては、購入後のトラブルが挙げられます。
なかには悪質な業者もいます。病気の知識や衛生管理が不十分なのに、無理な繁殖をさせている事例もあり、深刻な問題となっています。そうした業者では、購入後にペットの疾患が発見されたり、ペットのメンタルが情緒不安定だったりするなど、さまざまなトラブルがみられます。

良質な業者の選び方としては、店内の飼育環境が清潔で、臭いの少ないお店や、スタッフの知識が豊富なお店などが挙げられます。
自治体によっては、販売登録業者をHPで公開している場合もあるため、確認してみましょう。

ペットを飼う前に考えたいこと

ペットを飼う前に考えたいこと

ペットを飼ってから、「こんなはずじゃなかった」という経験をした方も、おられるかもしれません。
ペットを飼う前に、どんな点に配慮しておけばよいのでしょうか。

居住環境について

ペットを飼える住居かどうかは、とても大切な問題です。
もし集合住宅の場合は、ペット禁止とされていることも多く、許可されていても、飼育条件が厳しいケースも珍しくありません。
また、将来的に転勤の可能性がある場合は、ペットを連れて引っ越せるのどうかを、考えなければなりません。

管理者や所有者に、内緒で飼育することは、マナー違反です。社会性を守りながらペットと暮らせるか、考えてみてください。

飼い主のライフスタイルとマナー

ペットを飼うと、旅行に行きにくくなるという方も、多いようです。
もしペットと一緒に旅行したいという方や、アウトドアなどが趣味の方は、一緒に連れて行けるのかなど、考えてみてください。毎回、ペットホテルに預ける場合は、費用もかかります。

また、ペットとの外出では、飼い主のマナーも求められます。公共の場でのしつけができてない場合、周りへの迷惑になるケースもあります。特にトイレの訓練ができてない場合は、飼い主の責任が問われます。
なかには動物が苦手な方もいるため、こうしたルールとマナーを守れるのか、考えてみましょう。

ご家族の同意と、アレルギーの有無

もしご家族に動物が苦手な方や、動物アレルギー症状のある方がいたら、注意してください。
ペットをかわいいと思えず、態度に出てしまう場合は、ペットもストレスを感じてしまいます。お互いに信頼関係を築けないため、居心地の悪い暮らしになる恐れがあります。

さらに、ご自分が急病で倒れたり、忙しくて世話ができないときも、ご家族に助けてもらうことが、難しくなるでしょう。家族全員が、同じ気持ちでお世話できることが必要です。

経済的な負担

ペットを飼うためには、ある程度の出費が予想されます。
日々の食費、ペットの家や遊具などにかかる設備費、予防接種やいざという時の病院代なども、負担となります。お手入れのためのトリミングや、しつけ方教室などに通う場合は、その費用も追加されます。

ペットの一生に、どれだけのお金がかかるのか、一度、考えてみましょう。

飼い主の体力とペットの生涯

ペットの種類によっては、寿命が数十年と長い場合もあります。そして、高齢化も進んでおり、介護が必要になるケースもあります。

また、ペットたちは、散歩や食事、排泄など、さまざまな場面で、飼い主の世話を必要としています。その種類によっても、お世話をする手間が異なります。長期にわたって、ご自分の体力と時間のなかで、そのペットの面倒を最後までみられるのか、考えてみましょう。

もしも飼い主が病気になり、お世話ができなくなった場合も同様です。かわりの飼い主を見つけておくなど、万が一のことも考えて、検討してみてください。

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ペット飼うにあたって、その見た目だけで判断したり、「おとなしくて飼いやすい」などの、聞こえのいい言葉だけを鵜呑みにしたりするのは、やめましょう。
身近にペットを飼っている人や、希望する種類と同じペットを飼っている人がいれば、話を聞いてみることを、おすすめします。 その動物の生態や、飼育するのに必要な設備などを、あらかじめ調べておくことも大切です。

後悔しないように、きちんとした情報を集めて、飼えるかどうかを判断しましょう。

ともに過ごす喜びを感じよう

ともに過ごす喜びを感じよう

飼い主には、ペットが天寿を全うする日まで、寄り添い続ける努力が求められます。
毎日の世話は想像以上に大変だと、実感することもあるでしょう。しかし、一緒に過ごすなかで芽生える絆や信頼関係は、大きな幸せにもなります。

ともに過ごす喜びを感じながら、ペットとの人生を、楽しんでくださいね。

(※)出典:環境省ホームページ 環境省_統計資料 「犬・猫の引取り及び負傷動物の収容状況」 [動物の愛護と適切な管理] をもとに加工して記事を作成

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