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猫の寒さ対策と注意点。冬に役立つ防寒グッズとは

2024.02.13
猫の寒さ対策と注意点。冬に役立つ防寒グッズとは

猫は、その祖先がもともとは砂漠地帯で生活していたため、暑さより寒さに弱いといわれています。
猫種や個体にもよりますが、冬になると寒さから体調を崩すことも多く、室温の設定や部屋づくりには工夫が必要です。対策として、複数の暖房器具や防寒グッズを活用している方も多いでしょう。
しかし、部屋をあたためすぎると、猫がストレスを感じてしまうケースもあります。それに加え、暖房器具による事故にも注意しなければなりません。

 

また、猫は寒いと行動でサインを出すといわれています。いち早く気づくことで、体調管理にも気を配りやすくなるでしょう。

 

愛猫と一緒に冬を乗り切るために、サインの具体例や寒さ対策をご紹介します。

猫からの「寒い」のサインとは

猫からの「寒い」のサインとは

猫が寒いと感じたときは、以下のようなサインを見せることが多いといわれています。

1:体を丸める

猫がくるりと、全身でまん丸になっている様子をみて、冬を感じる飼い主も多いですよね。
この格好は、体温を逃さない姿勢になっているため、秋から冬など、寒くなっていく時期によくみられます。逆にお腹を出して長く伸びる姿は、熱を放出するためと考えられており、夏によく見られます。

 

普段から丸くなるのが好きな猫ですが、寒いときには防寒のために丸まっている可能性があります。

2:あたたかい場所や飼い主から離れない

猫は寒さを感じると、あたたかい場所に移動する傾向があります。これは自分で体温を調整するための行動ですが、そのせいで暖房器具の前から離れないことがあります。ストーブやヒーターの前、こたつの中などにずっと猫がいるときは、寒いときかもしれません。

 

また、飼い主のそばに寄ってきて、人の体温で温まろうとしているときもあります。膝の上に乗ったり、抱っこをせがんだりするなど、くっつきたがる時は寒さを感じていると考えられます。

3:あまり水を飲まない

普段に比べて、あまり水を飲んでいないときは要注意です。飲水量が減って排尿回数が少なくなると、泌尿器系の病気になる恐れがあります。
もし寒さを理由に、冷えた水を飲むことを嫌がっているようであれば、常温の水や、ぬるま湯を用意してみてください。

 

また、水飲み場が寒いことも原因かもしれません。あたたかい場所に移動させるなどして、工夫してみましょう。

4:毛が逆立つ

威嚇などをしていないのに猫の毛が逆立っているときは、寒いと感じている可能性が高いでしょう。猫は毛を逆立てることで、毛の間に空気を含ませて、体温を保つことがあります。
もし冬にその姿を見たら、寒さのサインかもしれません。室温を調整するなど、すぐにケアしてあげましょう。

5:くしゃみや震えがある

頻繁にくしゃみをしたり、体がぶるぶると震えていたりするときは、寒さを疑いましょう。もししっかりあたためても状態が改善されない場合は、体調不良や病気の恐れがあります。
特に乾燥した寒い冬にはウイルスが活動しやすく、猫風邪などにかかりやすいといわれています。部屋に安全な加湿器を置いて、様子を見てみましょう。

 

愛猫の様子がおかしい時は、かかりつけ医に連れて行ってくださいね。

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・豊中市   モモ動物病院
・箕面市   箕面外院どうぶつ病院

室内での寒さ対策と注意点

室内での寒さ対策と注意点

猫は室内で過ごすことが多いため、室内環境を整えることは大切です。
冬でも愛猫が快適だと思える部屋づくりを、目指しましょう。

・快適な室温

猫の種類や年齢、部屋の大きさなどにもよりますが、一般的に人が快適に感じる温度や湿度と、猫が快適に感じる温度や湿度は同じといわれています。
部屋をあたためすぎると、暑がったりストレスを感じたりするため、注意してください。

 

また、トイレや水飲み場が寒ければ、行きたがらなくなることがあります。
シニア猫の場合は、寒暖の差が大きい場所も危険で、心臓に負担がかかる恐れもあります。温度差が生じやすい場所や時間帯にも、気を配りましょう。

・暖房からの逃げ場づくり

猫は自分で快適な場所を探して動く傾向があるため、暑いと感じたら、涼しい場所に移動します。そのため、全ての暖房をフル稼働せずに、少しひんやりした部屋や、涼しいスペースも用意しておいてください。
猫が自分の好みにあわせて、複数の場所を自由に行き来することで、より快適に過ごせるでしょう。

 

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・冬におすすめの防寒グッズ

最近では、ペット用の防寒グッズがたくさんあります。
猫用のこたつや、ペット向けのホットカーペットなどは定番ですが、エコを意識した商品も多く、使いやすくなっています。

 

特におすすめなのが、電気を使用しない保温マットや、防寒素材で作られたベッドです。
保温マットはペットの体温だけであたたかくなるため、電気による事故を心配する必要がありません。手触りがよく、汚れたら洗濯できるタイプも多いため、機能性も優れています。
冬用のベッドも、寒さを和らげる素材で作られていたり、猫がくつろぎやすいドーム型のデザインになっていたりと、快適に過ごせる工夫がされています。

 

また、ペット用の湯たんぽも人気です。お湯や電子レンジ、充電式など種類も豊富で、コードがないため安心して使えます。温度を調整して、好みのあたたかさにできますが、保温時間の長さは商品によって異なります。

 

いずれのグッズも愛猫の年齢や体の大きさ、好みなどにあわせて選んでください。

★事故に注意

猫も人間と同じで、長時間、暖房器具にふれていると低温やけどを起こします。猫用の湯たんぽや電気あんかなどは体に直接あたらないように、タオルでくるむなど工夫してください。
留守番させるときも、温度が一定以上にあがらない機能がついた、ペット向けの防寒グッズを活用しましょう。

 

また、猫用のこたつやホットカーペットなどを使うときは、電気コードに注意してください。猫がコードをかじって感電したり、かみちぎったコードを誤飲したりするケースがあるためです。噛みつき対策されたタイプを選んだり、コンセントにはカバーをつけたりして、あらかじめ対策しておいてください。

 

つい寒さにばかり気を取られてしまいますが、事故にも十分に注意をして、快適に過ごせるようにしましょう。

あたたかくして猫と暮らそう

あたたかい場所ですやすやと眠る猫の姿には、癒される飼い主も多いですよね。
愛猫がより快適に、安心して暮らしていけるように、まずは身近な寒さ対策から始めてみましょう。

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