猫と仲良くなるためのコミュニケーション方法。喜ぶスキンシップのとり方とは
気まぐれといわれる猫たち。その性格を分かっていても、飼い主なら誰しも愛猫にもっと好かれたい、もっと距離を縮めたいと思いますよね。
野生時代の猫は、基本的には群れずに、一匹で生きてきたといわれています。自らの力で獲物を狩って生きのびてきたため、警戒心が強いその性質は受け継がれています。安全かどうかや、敵から身を守ることは、猫にとってとても重要なことです。
そのため、信頼関係を築くには、猫の警戒心をとく必要があります。一緒に遊んだり、スキンシップをとったりすることで、絆も深められるでしょう。
今回は、猫と仲良くなるためのコミュニケーション方法や、スキンシップのとり方などをご紹介します。
仲良くなるためのコミュニケーション方法
愛猫ともっと仲良くなるためには、コミュニケーションが大切です。
我が子の性格や個性を理解した上で、試してみましょう。
・一緒に遊ぶ
猫は遊ぶことが大好きなため、一緒に遊んでくれる人を好きになる傾向があります。
基本的にはずっと室内にいるため、適度に遊ばせることで、ストレス発散や健康維持にもつながります。猫じゃらしや動くおもちゃなどを使って、猫の狩猟本能を刺激してみてください。ジャンプしたり追いかけたりと、存分に楽しんでくれるでしょう。愛猫がどんなおもちゃを好み、どんな遊び方が好きかを知っておくと、さらにコミュニケーションが深まります。
また、一人で遊べるおもちゃはなるべく留守番の時に、飼い主といる時は一緒に遊べるおもちゃを選ぶとより効果的です。
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・スキンシップをとる
猫は子猫のときに、母親から体中をなめてもらいます。それは猫にとって心地よい時間のため、飼い主に撫でてもらうときも、安心感を得られる時間となります。
ただし、猫は自由を好む生き物なので、スキンシップのタイミングは猫のペースにあわせます。飼い主の都合でむやみに撫でても逃げられるため、猫の方から来るのを気長に待ちましょう。
撫でられて喜ぶ場所は、その子によって異なるので、猫の様子を観察して見極めてください。
なお、普段からスキンシップをとることで、猫の体調や反応などの異変にも、気づきやすくなるでしょう。触れ合いの時間を通して、ボディチェックしてみてくださいね。
猫が喜ぶスキンシップのとり方とは
愛猫が気持ちよさそうに撫でられる姿は、こちらまで癒やされますよね。
ここでは、猫が喜ぶスキンシップのタイミングや、方法についてみてみましょう。
・スキンシップのタイミング
猫がリラックスして横になっているときや、自分から近寄ってきたときに行います。
猫はマイペースなため、一人になりたいときは近づいてきません。猫の方からこちらに興味を示すまで待ちましょう。
大げさな動作をしたり、何度も名前を呼んだりなどの態度は、嫌がられます。また急に近づいて触れようとすることは逆効果になるため、気をつけてください。
他にも毛づくろい中や食事中、遊びに夢中のときなどは、無理に触らないようにしましょう。集中しているため、邪魔をすることでストレスを与えてしまいます。
なかには警戒心が強く、触られることが嫌いな猫もいます。猫の気分や体調などをみて、タイミングを見極めましょう。
・スキンシップの方法
【触る・撫でる】
基本的に、猫の毛並みにそって、やさしく撫でます。
猫が触られると喜ぶ場所は、頭や耳の後ろ(付け根)、頬、あごの下などです。
特に喜ぶのが、あごの下といわれています。ここには皮脂を分泌する臭腺があり、むず痒くなりやすいためです。ここを撫でるときは指先を少し立てて、毛並みに沿ってかくように撫でてあげましょう。
他にも、首周りや耳の後ろなども同じように、撫でると気持ちよさそうな表情を見せてくれます。
また、触られたくない場所としては、お腹や足先、尻尾などがあります。
お腹は内臓がつまっている部分で急所となるため、本能的に触れられることを避けます。そして足先や尻尾は、敏感な神経が通っているため、嫌がるといわれています。
猫の性格や好みにもよりますが、撫でると喜ぶ場所を見つけて、スキンシップをとってみましょう。
【抱っこする】
抱っこの方法はいろいろありますが、猫が安心できることが大切です。
いきなり抱きかかえると驚かせてしまうため、声をかけたり優しく撫でたりしながら、脇の下に手を入れて持ち上げてください。
抱っこをした後は、猫がすり抜けないように、できるだけ飼い主の体と猫の体を密着させます。猫が安心して身を任せられるように、安定するように抱っこをすることがポイントです。
もし猫が抱っこに不安やストレスを感じている場合は、無理をさせないようにしましょう。
【ブラッシング】
猫の体に直接触れるブラッシングには、スキンシップだけではなく、健康面でもメリットがたくさんあります。ブラッシングで皮膚が刺激されると血行の促進につながり、毛を整えることで、毛づくろいのときに飲み込む毛の量を減らせます。
ブラッシングの方法は、まずは顔や体を撫でて、リラックスさせます。気持ちよさそうな表情になってきたら、力を入れずに、少しずつブラシを当てましょう。
猫がブラシやコームの感触に慣れてきたら、全体をブラッシングしていきます。基本的に、毛の流れに沿って動かしていきます。
頻度は、毛玉ができにくい短毛種の場合は、週1~2回といわれています。
長毛種の場合は、毎日のブラッシングが理想です。換毛期には、1日に数回行ってもよいでしょう。
ブラッシング中は、猫の健康チェックができる時間でもあります。
皮膚の異常や脱毛、腫れやしこりの有無など、触ってみて異変を感じたら、必ず動物病院で診察するようにしてくださいね。
★ヤシロのペット霊園近郊の動物病院★
・豊中市 モモ動物病院
・箕面市 箕面外院どうぶつ病院
猫との暮らしを楽しもう
猫との暮らしを楽しむためには、生活環境を整えるだけではなく、猫の気持ちを理解することが大切です。そのためには、コミュニケーションやスキンシップが欠かせません。すぐには甘えてくれないかもしれませんが、仲良くなるために、時間をかけてみましょう。
猫に喜ばれる遊び方やスキンシップのとり方を続けて、信頼関係を深めてくださいね。
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