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ペットのエンディングノート

2022.12.26
ペットのエンディングノート

一般的には、犬や猫のシニア期は、7歳からといわれています。
ペットが老いていくときは、落ち着いた円熟した時間を過ごすことができますが、やがて訪れるお別れに向けて、気持ちの準備をするタイミングでもあります。

また、飼い主が高齢の場合、残されたペットの行く末をどうするのか、不安を抱く方も多いようです。ペットだけが残されてしまうと、不慮の事故や病気になった際に、十分なケアをされない恐れもあります。

そこで、注目されているのが、ペットのエンディングノートです。
ペットをお世話する人が代わっても、その身の回りの情報がしっかりとまとめられていれば、ペットの命を守ることへもつながります。不幸なケースを招かないためにも、ペットのエンディングノートに、伝えるべきことを書いておきましょう。

今回は、ペットの終活を考えたい方に向けて、ペットのエンディングノートの書き方などを、ご紹介します。

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ノートに書く内容とは

ここでは、ノートにどのような内容を書けばよいのか、みてみましょう。
その上で、ご自分のペットについて、必ず伝えなければいけないことや、理解しておいた方が良いことなどを、まとめてみましょう。

・基本データ

ペットの名前や種類、性別、誕生日、体長・体重を書きます。
その他にも、飼い始めた時期や性格、好きな遊びなども書いておくと、毎日のお世話の仕方が、より伝わるでしょう。トイレや散歩の時間などの、生活習慣の情報も大切です。

また、犬の場合は、厚生労働省から、鑑札と注射済票(狂犬病予防注射)が義務付けられています。登録番号や血統書などがある場合は、保管場所も含め、必ず書いておきましょう。

・医療情報

過去の病気やケガなどはもちろん、かかりつけ獣医などの情報は、命にかかわるものです。予防接種の種類や、避妊・去勢手術の有無も、忘れずに書いておきましょう。もしも現在、服用している薬などがあれば、そちらも書いておきます。
ペットの医療保険についても、加入している場合は、加入先と証書の保管場所の明記も必要です。

いずれもペットのお世話や介護ケアに必要な情報ばかりです。くれぐれも書き間違いがないように、気をつけましょう。

・終末ケア、延命措置

・終末ケア、延命措置

ペットの最期を看取る場所について、希望を書いておきます。
住み慣れたご自宅か、医療環境が整った動物病院か。想像するのは辛いですが、一度、考えてみてください。その時がきたら、落ち着いて対応できるようにするためです。

また、延命措置の有無についても、冷静な時にペットの性格や体調を考えながら、獣医と相談しておくと、いざという時に、より良い判断につながります。

・食事について

食事の種類(銘柄)や回数、1回あたりの食事量などを書きます。
手づくりのフードは、レシピや作り方を残しておけば、次にお世話する人へ伝えられます。
もし体質的にアレルギーがあれば、与えてはいけない食べ物も、忘れずに書いておきましょう。

・後見人、引き取り先

飼い主がいなくなったときに、ペットのお世話を誰に頼むのかは重要です。
ご家族やご親族の判断に任せるのか、特定の方や団体に託すのかなど、きちんとご希望を記すことで、放置されることを防げます。NPO法人などを通じて、新たに飼い主を探す場合も、同様です。

最近ではペットの生活を保証するために、必要な費用も準備して、遺言信託を選ばれる方もおられます。ペットが放置されたままだと、自治体などに殺処分される可能性もあるため、引き取り手が決まっている場合は、必ず、書くようにしましょう。

・ご供養について

・ご供養について

ペットの死後、どのように埋葬してご供養するのか、書いておきましょう。
菩提寺やペット専用霊園などには、さまざまなタイプのお墓があります。昔ながらのペット塚だけではなく、飼い主と入れる個人墓納骨堂手元供養など、多様なサービスが充実しています。

大切なペットが安らかに眠れるように、ご自分の理想のお別れスタイルも含めて、考えてみましょう。
その上で、しっかりと思いをまとめて、伝えるようにしましょう。

ノートに書くときの注意点

エンディングノートを書く上で、気をつけたい点について、みてみましょう。

ご家族などの合意を得る

飼い主が先に旅立った場合、ペットをご家族や親族などに任せられると、安心ですよね。
しかし、ご自分の希望通りにお世話をしてくれるのか、詳細を伝えてない場合は、後々のトラブルになりかねません。ノートに引き取り手を書くときは、事前に合意を得ておくことが大切です。

また、ペットが急に体調を崩してケアが必要になった場合、ご自分で全てのお世話ができない状況も考えられます。あらかじめ一緒にサポートをしてくれる方を見つけておくことで、スムーズな対応につながります。いずれも事前にご自分の希望を伝えておくことで、ノートにも書きやすくなり、いざという時に備えられるでしょう。

わかりやすく伝える

飼い主だからこそわかる、日常のささいなことは、たくさんあるでしょう。ペットのお世話をする上で、情報は多ければ多いほど親切です。

ただし、他の人が読んだときに、伝わりにくい内容だと、混乱してしまいます。できるだけ情報を整理し、優先順位をつけた上で、書いていくようにしましょう。他の誰かに読んでもらうことを想定した上で、書き進めることが大切です。

ノートを更新する

エンディングノートは、何度でも書き直せます。
何か状況が変わったら、その都度、更新するようにしましょう。定期的に見なおすことで、ペットの状態や状況を反映させることができます。
また、飼い主のその時の気持ちと現在の気持ちの違いや、環境の変化などに、気づきやすくなるでしょう。

なお、一般的なエンディングノートの書き方については、こちらでもご紹介しています。

ペットと一緒に始める終活

ペットと一緒に始める終活

愛するペットの万が一に備えるためにも、何か気になることがある方は、ぜひペットのエンディングノートを手にとってみては、いかがでしょうか。ノートはいつでも書き直せるため、まずはペットに関する心配ごとや、不安なことから、気軽に書き始めてみましょう。

ヤシロでは、虹の橋を渡ったペットの手元供養や、ペットと一緒に入れるお墓もご用意しており、ペットと暮らす方々に大変喜んでいただいています。霊園にはご見学の方も多くいらっしゃいます。
皆様も、ぜひ一度お越しください。

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